「この仕事、もしかしたら更新されないかもしれない。」
そんな話を聞いた時、私は久しぶりにルノルマンカードを手に取りました。
【再構築編#3】の記事でも紹介した通り、私はルノルマンカードで占いを少しするのですが、自分のことってなかなかフラットには観にくいながらも、何かの節目などでは確認の意味も込めてたまにカードを引いていました。
本当にカードで未来がわかるとかではないのですが、ただそれをすることで不安な気持ちを紛らわせたかったんです。
ある意味自分の気持ちをカードに投影させて整理したかったのだと思います。
仕事はどうなるのか。契約は更新されるのか。
それとも、別の仕事を探すことになるのか。
そんな不安を抱えながら引いたのはナインカードスプレッド(9枚読み)でした。
その後、心配していた仕事の契約は無事に更新されることになり、ひとまずすぐに仕事を失う心配はなくなったのです。
けれど、改めてあの日のカードを見返してみると、不思議なことに気づきました。
そこに強く表れていたのは、契約更新の結果や転職の時期ではありませんでした。
カードが映し出していたのは、ここ数か月の間に少しずつ変わってきた私自身の考え方や生き方だったのです。
今回は、仕事の不安から引いた9枚のカードと契約更新が決まった後だからこそ分かったメッセージについて書いてみようと思います。
不安から引いた9枚のカード

今回、私が展開したカードは上記の9枚です。
これはナインカードと呼ばれる並べ方で、シンプルなスプレッドながらも意外と時系列な流れだったり、深層心理だったりを知ることができるので、私もよく好んで使っている一番好きなスプレッドです。
それでは次からカードの並びに沿って順番に観ていきたいと思います。
上段
星・太陽・鎌
中段
十字架・道・ネズミ
下段
クローバー・指輪・コウノトリ
今回は、過去・現在・未来だけではなく、顕在意識や潜在意識、今抱えている課題まで読み取ることができる9枚引きで展開しました。
カードを並べた時の私は、まだ「契約は更新されるのだろうか」「仕事を探し直すことになるのだろうか」ということばかり考えていました。
特に気になったのは、未来の列に並んだ、鎌・ネズミ・コウノトリです。
鎌は切断や終了。
ネズミは損失や不安。
コウノトリは変化や移動。
表面的な意味だけをつなげると「仕事が切られ、不安になり、別の場所へ移る」とも読めます。
当然、私は少し身構えました。
ところがその後、実際には契約更新が決まりました。
そこで改めてカード全体を見返した時、今回のテーマは単純な「転職」や「契約終了」ではなかったのではないかと思ったのです。
カードが伝えていたのは、もっと大きなこれまでの価値観を整理し、自分の人生を選び直していく流れだったのかもしれません。
まずカード全体を見て感じたこと
ルノルマンカードは、一枚一枚の意味を読むことも大切です。
けれど私は、いつもそれ以上にカード同士のつながりや、全体から受ける印象を大切にしています。
今回の9枚を眺めていて最初に感じたのは、「未来を当てるためのスプレッド」というより、ここまでの自分を振り返るためのスプレッドのようだなということでした。
私は仕事の行方を知りたくてカードを引きました。
けれどカードは、まるで、「仕事の結果を知る前に、ここまで歩いてきた自分を見てみませんか」
と語りかけているように感じたのです。
ここからは、縦の列を過去・現在・未来として読んでいきます。
過去|理想を追い続けた先で見つけた、小さな希望
星・十字架・クローバー
最初の列を見た時、私は思わず今までのブログを思い出しました。
「星」は理想や希望を表します。
もっと自分を変えたい。
もっと生きやすくなりたい。
自分らしい働き方を見つけたい。
そんな思いから、私はこれまで自己啓発やスピリチュアル、心理学、瞑想などさまざまな方法を試してきました。
けれど、理想を追いかける気持ちは、いつしか「十字架」のような重荷にもなっていました。
「もっと頑張らなければいけない」
「早く変わらなければいけない」
「このままでは駄目だ」
理想の自分に近づこうとするほど、今の自分を否定してしまう。そんな時期も長く続きました。
そして最後に現れたのが「クローバー」です。
クローバーが表すのは、大きな成功や劇的な幸運ではありません。
日常の中にある、小さな幸せ。ふと心が軽くなる瞬間。思いがけず訪れる小さなチャンス。
AIジャーナリングや生活習慣の見直しを続ける中で、私は少しずつ「今日は昨日よりも穏やかだった」「前ほど自分を責めなくなった」と思える日が増えてきました。
大きな変化ではないけれど確かに何かが変わっている。
この並びを見た時、私は初めて私は何も変われなかったわけではなく、ちゃんとここまで進んできたんだと思うことができました。
現在|人生の分岐点で、自分の意思で選び始めた
太陽・道・指輪
この並びは、今の私の状態によく重なっていると感じました。
「太陽」は、明るさや活力、成功、物事がはっきりしてくることを表します。
ブログを書き直し、教材作りを進め、自分らしい占いの形や、これからの働き方を考え始めた今。
以前よりも少しずつ、自分の進みたい方向が見えるようになってきました。
今回、仕事の契約が更新されたことも、一つの安心材料になりました。
今すぐ次の仕事を決めなければならない状態ではなくなり、
少し時間的な余裕ができたからこそ、「私は本当は、これからどう働いていきたいのだろう」と落ち着いて考えられるようになったのです。
その中央にあるのが「道」です。
一般的には迷いや選択肢を表すカードですが、私はこのカードを、自分の意思で選び取るカードとして読むことがあります。
仕事を続けるのか。
別の仕事を探すのか。
副業を育てていくのか。
どんな暮らし方を目指すのか。
以前の私は、環境や周囲の状況に流されながら選ぶことが多かったように思います。
けれど今は、正解を誰かに決めてもらうのではなく、自分が納得できる道を選びたいと思うようになりました。
そして最後は「指輪」です。
指輪には、契約や約束という意味があります。
今回、実際に仕事の契約が更新されたことを考えると、このカードはとても分かりやすく現実と重なっています。
ただ、それだけではないようにも感じます。
指輪は、継続や繰り返し、積み重ねを表すカードでもあります。
ブログも。副業も。生活習慣も。心を整えることも。
私はもう、一度の大きな決断で人生を変えようとしているわけではありません。
小さなことを、無理のない範囲で続けていく。
その積み重ねによって、自分の人生を少しずつ作り直そうとしています。
この3枚は、今すぐすべてを変えなくても大丈夫。自分で選んだことを続ける中で、人生の軸は少しずつ整っていくというメッセージのように感じました。
未来|不要なものを手放し、これまでの経験を収穫していく
鎌・ネズミ・コウノトリ
未来の列を見た時、最初は少しドキッとしました。
「鎌」も「ネズミ」も、一見すると怖く感じやすいカードだからです。
仕事が切られるのだろうか。
契約が終わるのだろうか。
何かを失うのだろうか。
そんな不安が頭をよぎりました。
けれど、その後に仕事の契約更新が決まり改めてこの3枚を見た時、私は別の読み方に気づきました。
鎌は「切る」だけではなく「収穫する」カード
鎌というと、
「切る」「切り捨てる」「突然の決断」「終了」
という意味で読まれることが多いカードです。
私も、状況によってはそのように読みます。
ただ、私が鎌を読む時に、もう一つ大切にしている意味があります。
それは、刈り取ること、収穫を得ることです。
鎌は本来、育った作物を刈り取るための道具です。
何もないところをただ切り捨てるのではなく、これまで育ててきたものが実り、それを受け取る時に使われるものでもあります。
そう考えると、今回の鎌は、仕事を失うことを示していたのではなく、これまでの経験や気づきから、今の自分に必要なものを収穫する時期を表していたのかもしれません。
私はこれまで、仕事やお金、人間関係、自己啓発、副業など、さまざまなことで悩んできました。
遠回りをしたと思うこともあります。
けれど、その一つひとつがすべて無駄だったわけではありません。
どんな働き方が自分に合わないのか。
何をすると心や体が苦しくなるのか。
どんな環境なら少し穏やかに過ごせるのか。
私は今までの経験を通して、少しずつ自分のことを知ってきました。
今回の鎌は、古い価値観を切るだけではなく、今まで積み重ねてきた経験から自分なりの答えを刈り取るという意味もあったように思います。
ネズミは、不安を少しずつ整理していく過程
ネズミには、不安やストレス、消耗、少しずつ失われていくものという意味があります。
カードを引いた時の私は、まさに仕事のことで不安になり頭の中で何度も同じことを考えていました。
契約が更新されなかったらどうしよう。
次の仕事は見つかるだろうか。
収入は大丈夫だろうか。
けれど実際には契約が更新され、ひとまず目の前の不安は落ち着きました。
そのことを踏まえると、今回のネズミは「何かを失う予言」というよりも、
頭の中にたまった不安を、少しずつ小さくしていく過程だったのではないかと思います。
この数か月、私はいろいろなものを整理してきました。
部屋の中。生活習慣。働き方。頭の中の思考。
「こうしなければならない」という価値観。
ネズミが少しずつ物を運び出すように、私の中にあった不要な不安や思い込みも、少しずつ減っている途中なのかもしれません。
コウノトリは、転職ではなく「新しい自分への変化」
そして最後に現れたのが「コウノトリ」です。
コウノトリは、変化や移動、成長、新しいスタートを表します。
最初は、単純に転職や職場の変化だと思っていました。
けれど、契約更新が決まった今、このカードは必ずしもすぐに仕事が変わることだけを表しているのではないと感じます。
同じ職場で働き続けていたとしても、自分の考え方や働く目的が変われば見える景色も変わります。
仕事にすべてを委ねるのではなく、副業やブログも育てながら自分に合った生き方を作っていく。
一つの会社だけに安心を求めるのではなく、自分で選び直せる力を少しずつ身につけていく。
今回のコウノトリは、職場の変化ではなく、私自身が新しい生き方へ移っていく流れを表していたのかもしれません。
顕在意識・潜在意識から見えてきた、本当の願い
今回、縦の過去・現在・未来だけでなく、横に並んだカードもとても印象的でした。
顕在意識|星・太陽・鎌
私が表面で強く意識しているのは、「もっと自分らしく生きたい」という願いです。
ブログも、副業も、働き方の見直しもすべてはそこにつながっています。
「星」で理想を思い描き、
「太陽」で少しずつ進む力を取り戻し、
最後に「鎌」があります。
理想へ進むためにはすべてを抱え続けることはできません。
古い価値観。
今の自分に合わなくなった考え。
無理をしてでも頑張る生き方。
そうしたものを手放し本当に必要なものを選び取っていく必要があります。
そして同時に、鎌は収穫のカードでもあります。
これまで学び、悩み、試してきたことの中から「これは今の自分に必要だ」と思えるものを刈り取り、これからの人生に生かしていく。
この並びは、そんな決意を表しているように感じました。
現状の課題|十字架・道・ネズミ
今の私の課題も、カードにははっきり表れていました。
責任を抱えすぎること。
選択肢が増えるとあれもこれも考えすぎてしまうこと。
一つの決断をする前に起きてもいない未来を心配してしまうこと。
「十字架」は、私が背負いすぎている責任や重圧。
「道」は、選択肢の前で迷う気持ち。
「ネズミ」は、考えすぎることで少しずつ心が消耗していく状態。
けれど、迷っていること自体が悪いわけではありません。
以前の私は、選択肢がないと思い込んでいました。
今は、自分で選べる道があると分かってきたからこそ迷っているのです。
カードは、すべてを一度に決めなくてもいい。
不要な不安を少しずつ整理しながら、その時の自分に合った道を選んでいけばいいと伝えているようでした。
潜在意識|クローバー・指輪・コウノトリ
この並びを見た時、私は少し笑ってしまいました。
まるで、今のブログのテーマそのものだったからです。
「クローバー」は、小さな幸せ。
「指輪」は、継続や積み重ね。
「コウノトリ」は、変化と成長。
つまり私の心の奥には、小さな幸せを大切にしながら、続けることで人生を変えていきたいという願いがあるのだと思います。
一発逆転ではなく、少しずつ。
無理をして誰かのようになるのではなく、自分のペースで。
大きな変化を追い求めるのではなく今日できることを積み重ねる。
それは、このブログで何度も書いてきたことでもありました。
契約更新が決まった後に、一番驚いたこと
今回、私は仕事の未来を知りたくてカードを引きました。
その後、契約は無事に更新されました。
少なくとも、カードを見た瞬間に怖れていたような「すぐに仕事を切られる」という結果にはなりませんでした。
けれど、それによってカードが外れたとは感じませんでした。
むしろ、現実の結果が分かったからこそ、私はカードを「悪い出来事の予告」として読みすぎていたのかもしれないと気づくことができました。
鎌は仕事を切ることではなく、古い思い込みを切ること。
そして、これまでの経験から必要なものを刈り取ること。
ネズミは何かを失うことではなく、不安を整理していくこと。
コウノトリはすぐに転職することではなく、生き方や考え方が変化していくこと。
半年前の私だったら「鎌が出たから仕事が終わる」「コウノトリが出たから転職する」と、出来事だけを読んで終わっていたかもしれません。
でも今回は、過去、現在、未来、顕在意識、潜在意識をつなげて読むことで、カードが繰り返し伝えているものが見えてきました。
それは、あなたは、もう以前と同じ考え方では生きていませんよというメッセージでした。
AIジャーナリング。生活習慣の見直し。断捨離。働き方について考えた時間。ブログ。副業への挑戦。
どれも劇的な変化ではありません。
けれど、小さな積み重ねの一つひとつが、気づかないうちに私自身を変えてくれていたのです。
占いは未来を決めるものではなく、自分を整理するもの
以前の私は、占いに「正解」を求めていました。
「これからどうなりますか」
「どちらを選べばいいですか」
「悪いことは起きませんか」
そんなふうに、未来の答えをカードに決めてもらおうとしていたのです。
けれど今は、占いに対する考え方が少し変わりました。
占いは、未来を決めるものではありません。
今の自分の心を映し出し、自分では気づけなかった思いや本当に大切にしたいことに気づくためのもの。
カードを引いた直後には分からなかった意味が、現実の出来事を経験した後に見えてくることもあります。
今回の9枚も、契約が更新されるかどうかを直接教えるためではなく、「不安に隠れて見えなくなっている今の自分の変化を見てみませんか」と伝えてくれていたのかもしれません。
カードは、私にこう語りかけているようでした。
ここまで歩いてきた自分を、ちゃんと見てあげてください。
あなたはもう、自分で選び直せるところまで来ています。
まとめ|契約更新の先で、私が収穫したもの
あの日、私は仕事の未来を知りたくてカードを引きました。
契約が更新されなかったらどうしよう。
仕事を失ったらどうしよう。
そんな不安でいっぱいでした。
その後、仕事の契約は無事に更新されました。
けれどカードが教えてくれたのは、単に「仕事は続きます」という答えではありませんでした。
カードが映し出していたのはここまで歩いてきた私自身と、その中で少しずつ変わってきた考え方でした。
鎌は、不要になった価値観を切ること。
そして、これまでの経験から必要なものを刈り取り、収穫すること。
ネズミは、心を消耗させていた不安を少しずつ整理すること。
コウノトリは、自分らしい生き方へと変化していくこと。
未来は、占いが決めるものではありません。
今日の選択。
今日の行動。
今日の小さな積み重ね。
それらが少しずつ、これからの未来を作っていくのだと思います。
契約が更新されたことで、私はすぐに次の場所へ移る必要はなくなりました。
だからこそ、この時間をただ「同じ仕事を続ける期間」にするのではなく、これまでの経験をしっかり収穫し、次の生き方を育てる時間にしていきたいと思っています。
カードは未来を決めるものではなく、今の自分を映す鏡。
今回のリーディングは、そんなことを改めて教えてくれました。
🌱 私の再生ストーリー|記事一覧
「私の再生ストーリー」は、私が生きづらさや働き方に悩みながら、少しずつ自分を取り戻してきた記録です。
📖 第一章の記事一覧はこちらからご覧いただけます。
📖 興味がある方はこちらもどうぞ
